「電力自由化」という言葉ですが、ほとんどの人はニュース報道などで聞いたことがあるかと思います。この名称は、電力市場を全面的に開放することからきています。2014年における政府の再推進から、2016年4月に全面自由化が執行されるまでの間に、一体どのような変化がもたらされたのでしょうか?

電力自由化による変化は、おおよそ次の4つのポイントにまとめることができます。

● 発電の自由化。一定の基準を満たせば、誰もが電力事業者になれる

● 電力の小売り自由化。電力の売買が自由にできる

● 分散型発電と電力販売業により新しい電力売買の市場を形成する

● 電力市場の構造変化と再整備

簡単に言うと、電力自由化とは電力会社に限られていた独占市場を開放し、すべての人に電力の売買に参加する権利を持たせることです。それにより、電力販売のハードルが下がり、誰もが電力を生産し売買することができ、また消費者がより多くの料金レートとプランを選択できるようになります。

電力消費の習慣が異なる消費者も、自らのご家庭の消費パターンに最も適した電力プランを選択できるだけでなく、現地で生産される電力の購入を選択することで送電の過程で生じる電力ロスが減らせるのです。電力事業者もまた、消費者に選んでもらうためにサービスの差別化を図った市場競争を行い、電力市場をよりイノベーティブな方向へと変えていくことでしょう。